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今日のレッスンは「動詞+人+to不定詞」の構文だよ。

動詞+人+to不定詞のパターン1(基本レベル)

動詞+人+to不定詞というパターンには次のような表現があります。

必須パターン(学校/公立高校レベル)

  1. tell+人+toV~ :人に~するように言う
  2. ask+人+toV~ :人に~するように頼む
  3. want+人+toV~ :人に~してほしい

上記の3つは学校のテストにも出るし、公立高校レベルでも頻出なので絶対に覚えておこう。

例文で確認

I told you to come here.
(私はあなたにここに来るように言った)

She asked me to help her with the work.
(彼女は私に自分の仕事を手伝ってと頼んだ)

My parents want me to be a doctor.
(両親は私に医者になってほしいと思っている)

*want toVとくっつくと「主語が~したいと思っている」という意味になります。

cf. My parents wanted to be a doctor.(両親は医者になりたいと思っていた)

動詞+人+to不定詞のパターン2(応用レベル)

ここの内容は基本難関私立を受験しないのであれば覚えておかなくてもOKな表現です。ただし、県内トップ私立を狙って行くなら1~3、7は必須、4~6は覚えられたら覚えておきましょう。

応用パターン(私立高校受験レベル)

  1. advise+人+toV~ :人に~するように忠告する
  2. order+人+toV~ :人に~するように命令する
  3. would like+人+toV~ :(できるなら)人に~してほしい
  4. expect+人+toV~ :人に~するのを期待する
  5. allow+人+toV~ :人が~するのを許す
  6. force+人+toV~ :人に~することを強制する
  7. get+人+toV~ :人に~してもらう【依頼】

上記の1、3は上位私立受験でよく出てきます。

2はサンシャイン3の教科書で出てくる表現なので人によっては学習することになるでしょう。

4~7は開成・灘・早慶あたりの受験を考えているならぜひ覚えておきたい表現です。出題頻度としては7が一番良く出てきます。

例文で確認

The doctor advised my father to stop smoking.
(医者は私の父に禁煙するように忠告した)

They orded us to clean the room.
(彼らは私たちに部屋を綺麗にするように命令した)

I would like you to come here.
(私はあなたにできるなら来てほしいと思っている)

I expected him to win the game.
(私は彼が試合に勝つのを期待している)

Her mother allowed her to go out with her boyfriend.
(彼女の母は彼女がボーイフレンドとデートするのを許した)

I forced him to wash my car.
(私は彼に自分の車を洗わせた)

I got her to take picture of me.
(私は彼女に自分の写真を撮ってもらった)

不定詞の否定(not+to不定詞)

動詞+人+to不定詞の構文と合わせてよく出てくるのが「不定詞の否定」というお話です。

不定詞の内容を否定するにはnot+to不定詞という語順で表します。並べ替え問題で頻出なのでしっかりと覚えておきましょう。

例文で確認

I told you not to run in the hospital.
(私はあなたがたに病院で走らないように言った)

よく出る書き換え

動詞+人+to不定詞の構文ではよく出る書き換えパターンがあります。

高校では「話法の転換」という項目でやるのですが、次のパターンを効率よく覚えておいてください。

パターン

  1. A say to B, “命令文” :「~しなさい」とAはBに言う
    A tell B to V~.
  2. A say to B, “Please文/Will you~?文” :「~してください」とAはBに言う
    A ask B to V~.
  3. A say to B, “Don’t文”  :「~するな」とAはBに言う
    A tell B not to V~.

ポイントは”   ”の中身がどんな文が入るかで書き換えが変わってきます。

  1. 命令文の時はそのままtell+人+toVを使います。
  2. Please文やWill you文ではお願いをしているのでask+人+toVを使います。
  3. Don’t文はするなと否定していますからtell+人+not tovを使います。

例文で確認

I said to you, “Open the window.”
I told you to open the window.

I said to her, “Please open the window.”
I asked her to open the window.

I said to them, “Don’t use my pen.”
I told them not to use my pen.

人+to不定詞の「主語と述語の関係」を読み取ろう

動詞+人+to不定詞の構文ということで幾つものパターンをやったけど、実際に大切なことは1つ。

動詞の後ろの「人とto不定詞」の間の関係が「主語と述語」の関係になっていることに気づけるとイイね。

I asked him to buy a toy.(私は彼におもちゃを買ってと頼んだ)

この文だったら、私は頼んだ( I asked)+彼がおもちゃを買う( him to buy a toy → He buys a toy)という関係をつかめることが実はこの構文の核になるところなのでぜひ知っておきたい。

動詞と人の間でワンクッション置いて読めるようになると、長文読解のスピードも上がりますよ。

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