今日のレッスンは「群動詞の受動態」です。
群動詞って?
群動詞っていうのは簡単にいえば、動詞1つではなく、2~3語で一つの動詞の働き(群れている)をするものを言います。
- speak to~ ~に話しかける
- laugh at~ ~を笑う
- take care of~ ~の世話をする
- look after~ ~の世話をする
- look at~ ~を見る
- run over~ ~を(乗り物で)轢く(ひく)
例文で確認
A stranger spoke to me.(見知らぬ人が私に話しかけた)
My classmates laughed at me.(クラスメイトは私を笑った)
The mother takes care of her baby.(お母さんは赤ちゃんの世話をしている)
The car ran over the cat.(その車が猫を轢いた)
群動詞を受動態にするときには「前置詞」に注意しましょう
上記のような熟語を受動態にするときにやってしまうのが元の動詞+前置詞の前置詞を書かないか、byを書かないというミスです。
例文で確認
A stranger spoke to me.
I was spoken to by a stranger. ○
(私は見知らぬ人に話しかけられた)
I was spoken by a stranger. ×
I was spoken to a stranger. ×
toまたはbyのどちらかが抜けてしまう人が多いので気をつけましょう。
ちなみにこの問題は私立にしか出ませんし、出るときは態の転換(書き換え)か4択問題か正誤問題になります。
4択問題ならこんな問題で出ます
I was ( ) my classmates.
1. laughed by 2. laughed at 3. laughed at by 4. laughed
【正解】3
laugh at~で一つの群動詞を作るので受動態にするときは be laughed at by~とすること。
群動詞の受動態バージョンはこんな形で覚えてしまおう
- speak to~ → be spoken to by~(~に話しかけられる)
- laugh at~ → be laughed at by~(~に笑われる)
- take care of~ → be taken care of by~(~に世話される)
- look after~ → be looked after by~(~に世話される)
- look at~ → be looked at by~(~に見られる)
- run over~ → be run over by~(~に惹かれる)
特に上3つは頻出なので確認しておきましょう。