今日のレッスンは「この花は英語で何と呼ばれますか」という文章の受動態の文を考察しましょう。はっきり行って高校入試の問題ではこの例文しか出ないと言っても過言ではないぐらいポピュラーなものです。
丸暗記しておいたほうがイイぐらいの例文ですよ。
S+V+O+Cを取る動詞
S+V+O+Cという文型は「O=Cにする」というタイプの動詞を使った文です。
- call OC O=Cと呼ぶ
- name OC O=Cと名付ける
- make OC O=Cにする
- keep OC O=Cのままにする(保存)
- leave OC O=Cのままにする(放置)
例文で確認
They call this flower(O) lily(C) in English. (英語でこの花をユリと呼びます)【この花=ユリ】
S+V+O+C型の受動態はOを文頭に出して受動態を作ります。
上記の動詞を使った文の受動態はOのみを主語にした文が作れます。「人+物」語順の動詞と違って2文つくれないので気をつけましょう。
例文で確認
They call this flower(O) lily(C) in English.
This flower is called lily in English.
(この花は英語でユリと呼ばれます)
さらに気をつけてほしいのは、Yuriに当たる単語がwhatに変わって文頭へ移動し、疑問文で出題されます。
What do they call this flower in English?
What is this flower called in English?
(この花は英語で何と[どう]呼ばれますか)
What is A called~?(Aは何と呼ばれますか)
ぜひ覚えておきましょう。
この例文は丸暗記してほしいですね。めちゃくちゃ並べ替え問題で出題されます。特に意識して欲しいのが日本語にしたときに「どう」と訳されても決してHow is~からはじめてはいけません。What is~から始まるので注意しましょう。日本語による引掛けをしてきます。
ONE POINT
Howから始める文は「方法」を答えるときに使うものです。Whatから始める文は「もの」を答えるときに使うものですね。この花を英語でどう呼ぶの?という疑問に対して、例えば「ユリ」って名詞を答えるのですからWhatでなければいけません。