今日のレッスンは受動態(受け身の文)の否定文と疑問文の作り方です。
受動態の文の作り方はすごく簡単で、be動詞のルールにしたがって作るだけです。
be動詞のルールとは?
まず、be動詞の文のルールを確認しておきましょう。
- 肯定文の場合、主語と時間に応じてis / am / are / was / wereが決まる
- 否定文の場合は、be動詞の後にnotをつける。
→is not(isn’t), am not, are not(aren’t), was not(wasn’t), were not (weren’t) - 疑問文の場合は、be動詞と主語を入れ替える。
- 答えはYes, Noで答えるとき、be動詞で聞かれたらbe動詞で答える。
受動態の否定文(主語は~されない/されなかった)
受動態の否定文は「be動詞+not+過去分詞」で表します。be動詞にnotが付いているだけで他はいじる必要はありません。
例文で確認
The box isn’t cleaned by my father.(その箱は父によって綺麗にされない)
These pets aren’t kept by him.(これらのペットは彼によって飼われていません)
The castle wasn’t built in 1700.(そのお城は1700年に建てられなかった)
受動態の疑問文(主語は~されますか/されましたか)と答え
受動態の疑問文は「Be動詞+主語+過去分詞~?」で表します。主語とbe動詞をひっくり返すだけです。
例文で確認
Is the box cleaned by my father?(その箱は父によって綺麗にされますか)
Yes, it is. / No, it isn’t.(はい、されます/いいえ、されません)
Are these pets kept by him?(これらのペットは彼に飼われていますか)
Yes, they are. / No, they aren’t.(はい、飼われています/いいえ、飼われていません)
Was the castle built in 1700?(そのお城は1700年に建てられましたか)
Yes, it was. / No, it wasn’t.(はい、建てられました/いいえ、建てられませんでした)
疑問詞のある受動態の疑問文
★疑問詞(Wh-)がある受動態の疑問文は「Wh-+受動態の疑問文?」が基本です。
例文で確認
When was this school built?(いつ学校は建てられましたか)
Where is this card sold?(どこでこのカードは売られているのですか)
★疑問詞が主語になる場合は「Wh-+be動詞+過去分詞?」になります。
例文で確認
What was made by the man?(何がその男性によって作られましたか)
The box was.(その箱です)
★「誰によって~されましたか」という文は「Who+受動態の疑問文+by?」または「By whom+受動態の疑問文?」で書きます。後者は文語的な言い方ですが私立高校受験ではよく出てきます。通称「コロンブス構文」という名前が付いているほど有名です。
例文で確認<コロンブス構文> 頻出書き換え問題
「誰がアメリカを発見しましたか(能動)」⇔「アメリカは誰に発見されましたか(受動)」
Who discovered America?(能動態)
Who was America discovered by?(こちらが一般的)
By whom was America discovered?(文語的だけど私立高校受験ではよく出ます)
whomってなに?
代名詞がI-my-meと変化するように疑問詞WhoもWho-whose-whomと変化します。
by meという形を見てください。by+目的格(表の3番目)になっていますね。byの後ろにwhoの変化を持っていく場合は同じく3番目の形(whom)を持ってこないといけないのです。だからBy whomという形になります。この考え方は関係代名詞というところでも使えるお話なのでぜひ覚えておいてください。
ただし、口語ではwhomはほとんど使われることなく、whoで代用してしまうケースがほとんどなのですが、受験英語ではまだまだ出てきますから注意しておきましょう。