今日のレッスンは「不定詞の副詞的用法」だよ。
副詞ってなに?
まず、副詞的用法を理解する前に副詞について勉強しておこう。
副詞は動詞、形容詞、副詞、文にかかっていく
- She went to Osaka yesterday.
昨日→行った 【動詞にかかる】 - He is very tall.
とても→背が高い 【形容詞にかかる】 - I run very fast.
とても→早く 【副詞にかかる】 - Happily, he didn’t die.
幸運にも→彼は死ななかった 【文にかかる】
緑の部分が副詞で、かかっていく部分が下線部です。
英語は基本「何かにかかる」品詞は形容詞と副詞しかないので、名詞にかかるのが形容詞、それ以外にかかるのが副詞という考え方がシンプルでわかりやすいですね。
不定詞の副詞的用法 動作の目的(動詞にかかる)
さて、副詞は名詞以外にかかります。
一番良く使われるものが「動作の目的(~するために)」という使い方です。
例文で確認
I went to Kyoto to see some temples.
(私はお寺を見るために京都へ行った)
They came to see me.
(彼らは私に会いに来た)
よく使われる動詞で「go / come」が多いので目印に絶対に覚えておきましょう。
不定詞の前の文に対して「なんで?」という疑問の答えが書かれているイメージで捉えるとわかりやすいですよ。
私は京都に行った → なんで? → お寺を見るため
彼らは来た → なんで? → 私に会うため
不定詞の副詞的用法 感情の原因(直前の形容詞にかかる)
次に「感情の原因(~するために)」という使い方を見てみます。
この用法は直前に感情の形容詞が必ずあります。
- 嬉しい happy / glad
- 悲しい sad
- 残念だ sorry
- 驚く surprised
- 喜ぶ pleased
例文で確認
I was very happy to see you.
(私はあなたに会えてとてもうれしい)
We were surprised to hear the news.
(私たちはその知らせを聞いて驚いた)
こちらも同じ。前の文に対して「なんで?」の答えと考えていきましょう。
私はとてもうれしい → なんで? → あなたに会えて
私たちは驚いた → なんで? → その知らせを聞いて
よく出る書き換え
surprisedを使った文は次の書き換えをよくするのでぜひ覚えておこう。
I was surprised to hear the news.
=I was surprised at the news.
=The news made me surprised. ←これが一番良く出る!
=When I heard the news, I was surprised.
高校に入るともっと用法は細くなる(泣)
高校では副詞用法の不定詞で使われるものはもう少し多くなります。
上記の「動作の目的」と「感情の原因」以外に「判断の根拠」「結果」「形容詞の意味限定」「独立不定詞」「程度」といった用法が出てきます。これについてはまた別の機会に取り上げます。