今日のレッスンは「It~toV構文」だよ。
構文というのはある特定の構造を持った文ということで決まった形で使われるものを指す言葉です。
今回は中2でやる「~することは」という表現の別の良いかをマスターしてもらいます。非常によく出てくるのでしっかりマスターしておきましょう。
「~することは…だ」という書き方3パターン
まず、It~to構文を理解する前に、「~することは…」だという英文は3パターンで書けることを知っておいてほしい。
そのうち2パターンは中学校2年生が学習する範囲です。
例文で確認
友達と遊ぶことは楽しい。
To play with friends is fun.
=Playing with friends is fun.
「~することは」というふうに主語の位置に持ってくる場合は不定詞の名詞的用法または動名詞という形で表現出来るのです。
ところが、実際にToVを主語の位置に持ってきて「~することは」というとどこか形式ばったような、硬い感じがするので実際には使われることはありません。
そこで、登場するが3つ目の表現方法で「It~to構文」というものです。
It~to構文
英語は結論を早く伝えたい特徴があるため、長い主語を嫌う傾向があります。
なので、主語の位置に置かれたToV~~~~で書かれたカタマリを文末にもっていき、主語にItを置いて後ろのtoVを受けているよということを伝えて作ります。
例文で確認
To play with friends is fun.
=It is fun to play with friends.
- Itは「それ」と訳さないで、後ろにtoVがあるよと教えているだけ(形式主語のitと呼ぶ)
- toV~以下が本当の主語である(これを真主語と呼ぶ)
「~することは…だ」というには、このIt~toという文が非常に良く出てきます。頻度で言うとIt~toV、Ving~、ToVの順番でしょうか。そのくらいよく出るので覚えておいて損は無い構文ですよ。
人が~することは・・・と言いたい
ただ単に「~することは…」だと言いたい場合もあるでしょうし、「私にとっては~することは…だ」と「誰がすること」することなのかを表したい時もありますね。
その時はtoVの前にfor 人を置いてあげます。
例文で確認
It is interesting for me to read books.
(私にとって/私が本を読むことは楽しい)
It is hard for him to get up early.
(彼にとって/彼が早起きをすることは大変だ)
toVの前に「for+人」を置くと「人が~すること」「人にとって~すること」という意味になります。
ちなみにこのfor+人のことを意味上の主語(不定詞の動作を誰がやるか)と言います。もっと細かい話は別の項目でやるよ。
It to構文と助動詞との書き換え関係
ここからは発展的な内容ですが、It~toV構文は助動詞の表現と書き換えをすることがおおいので次のようなものは私立受験をする人は是非覚えておいてください。
例文で確認
[1] ~する必要はない。
You don’t have to go to school on Sundays.
=It isn’t necessary for you to go to school on Sundays.
★necesarry(ネセサリー):必要な(形)
★あなたが日曜日に学校へ行く必要はない=日曜日に学校にいくことはあなたにとって必要ない
[2] ~できない。
He can’t read the book in a day.
=It is impossible[hard] for him to read the book in a day.
★impossible(インポッシブル):不可能な(形)/公立レベルではhard[difficult]でも良い場合がある
★彼は1日で本を読めない=彼にとって1日でその本を読むことは不可能だ[難しい]。